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モンゴルの児童シェルターでボランティア。現地TVの取材を受けました
2019年8月30日、CGMボランティアとしては初の海外ボランティア活動をモンゴルで行いました。親からの虐待を受けた子どもたちのシェルターになっている「魔法の城」という児童保護施設を訪問し、日本からおよそ80人分の衣類や文房具の寄付と、国家の科学機関に勤務し、サイエンスライターでもある講師が宇宙に関する授業を行ったほか、ワークショップを通じて子どもたちと交流をしました。
この活動はモンゴル国営放送のニュース番組に取り上げられました。
今回CGMボランティアが訪問した「魔法の城」はウランバートルの中心街から車で1時間弱走ったゲル地区にあり、3歳から18歳までの子どもたちが暮らしています。この施設は民間のボランティア団体が運営しており、運営費もほとんど寄付で賄っているため、私たちは不足している物資を提供することになりました。また子どもたちは外部の人に接する機会が少ないとのことで、宇宙に関する授業や粘土で作ったキャラクターを使用してグループでストーリー制作をするワークショップを行いました。
モンゴルはソ連崩壊に伴い経済が悪化したことで失業者が増え、親に捨てられホームレスとなってしまう子どもが増加。彼らは冬季のマイナス30度の寒さをしのぐために、暖房用の温水パイプが通るマンホールの中に住んだことからマンホールチルドレンと呼ばれていました。その後、政府による児童保護施設の設置や、海外のNPO団体などの働きによりマンホールチルドレンは激減していますが、就職難は続いており「貧困のサイクル」が発生してきています。そのような極度の貧困による精神的ストレスと生活苦、アルコール中毒の中で暴力をふるう親から子どもを守るためにシェルターは存在しています。
シェルターにいる子どもたちは心と体に深い痛みを経験していますが、その苦しみに寄り添い、愛で接することで人生に希望を持ってもらいたく今回ボランティアをするに至りました。
子どもたちは授業に熱心に耳を傾け、ワークショップでは楽しそうに笑ったりしながら粘土工作とストーリー作りに取り組んでいました。
言葉は通じずとも交流する中で子どもたちの笑顔を見ることができ心温まる時間となりました。
彼らが必要な物資と教育、そして何よりもあたたかい愛を受けて成長することができるよう、CGMボランティアは続けて支援をしていきます。
CGMボランティアについて
自分を愛すように他人を愛し、生活を助け、皆が人生をより良く生きられるようにと精力的な活動をしているチョン・ミョンソク総裁の精神に習い、CGMボランティアは民族を超えたボランティア活動を行っています。
チョン・ミョンソク総裁はCGMの創設者であり、現在は文化芸術を通して世界中で平和を目指した活動を行なっていますが、幼少期には国の情勢も影響し極度の貧困に苦しみました。7人兄弟で自分が食べるものもない中でも兄弟を思いやり、自分よりも弟に食べさせる、そのような少年でした。貧しい中でも他人を思いやる心を持ち、ホームレスを家に連れてきてお風呂に入れたり、精神が病んでいる人たちにも真実な愛で接してきたり、常に苦しんでいる人たちの隣に寄り添う生活をしてきました。私たちはその行いから愛で平和を成していくことを学び、その精神を活動の根幹としてボランティアを行なっています。