キリスト教福音宣教会|Christian Gospel Mission

演劇公演「ミステリー・トレイン~始まりの切符~」

2023年11月25日(土)に東京都八王子市にある天運教会にてCGMの劇団Historyによる演劇「ミステリー・トレイン~始まりの切符~」の公演が行われました。

あらすじ

特急列車 東雲号 - 別名「ミステリー・トレイン」は、乗客のありのままの姿を映し出す不思議な列車。それぞれの目的をもって東京駅を訪れた乗客が列車へと誘われる。彼らを迎えるのは、列車の秘密を握る謎の人物。その人物によると、目的地へ至る方法は、乗客全員の《ミステリー》、すなわち《彼らの内に潜む問題》を解決すること。果たして彼らは全員目的地へたどり着くことができるのか・・・。

天運教会1階のカフェスペースに音響、照明、舞台、客席を設置し、本格的な劇場であるかのような雰囲気の中で公演が始まりました。

完全オリジナルの脚本と演出を担当した脚本家は、次のようにコメントをしています。「作品を見て頂く一人一人に "自分を見つめ直す機会にして頂きたい" と思い、本作を作りました。ミステリー・トレインは、乗客の心の状態を映し出す"鏡"です。乗客は自分の問題と向き合わざるを得ません。そして、列車の主人が解決方法を教えてくれます。ただし、解決できるかどうかは、彼の言葉を信じて実践できるかどうかにかかっています。作中で主人が教えてくれる解決方法は、全て聖書を通して学んだ人生の教訓です。本作を通して、皆さんが神様に会い、今まで知らなかった自分に会う機会になることを心から願っています。」

列車の主人を演じた出演者は、「目に見えない愛を表現し伝えるのは難しく、先ずは演じる自分が神様の愛について学んで実感することで、よりリアルに皆さんにお伝えできるのではないかと考えて練習に励み演技に臨みました」、と演技へ取組んだ姿勢を共有してくれました。

1時間半ほどの公演を2回行い、約100名の観客が集まりました。観客からは、「ミステリー・トレインの乗客としてお芝居に参加しているような臨場感が味わえた」、「乗客一人一人のミステリーが、すべて自分と繋がるところがあって、自分自身の問題が解かれるような時間だった」、「最後に自分に切符を手渡された感じがした」、などの感想が聞かれ、個性的なキャラクターから生み出されるパワーや面白さだけではなく、自分の内面を考えさせられるストーリーが特徴的な演劇となりました。

公演後にはオリジナルのスペシャル・ドリンクが振舞われ、出演者と観客の交流の時間を持ちました。

劇団Historyは、“新たな自分に出会う演劇”をモットーに、これからも皆様の心に響く作品をお届けしていきます。

台湾国営福祉イベントへの参加

2019年11月9日(土)に台湾で批准されて5周年となるCRPD(Convention on the Rights of Persons with Disabilitiesー障害者権利条約)の国営イベントが台北にて開催されました。

台湾国営福祉イベント

台湾国内最大の障害者支援財団エデンが主催となる当イベントに台湾のキリスト教福音宣教会が共催となり運営の中心に携わるとともに、メインプログラムとなるモデルショーを行いました。
日本のキリスト教福音宣教会からは数名のモデルが参加いたしました。

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当イベントは「障害を持っているということがハンディキャップではない。彼らだからこそ発揮できる芸術性をみんなで分かち合おう」というコンセプトのもと開催され、モデルショー、音楽、ペインティングのワークショップなどが行われました。

中でも目玉は障害者の方自ら描いた絵がデザインされたTシャツを着て、モデルと共に歩くウォーキングショー。ランウェイを歩く障害者の方の表情は自信に満ち溢れ、ポーズを決める瞬間には会場は割れんばかりの歓声と拍手に包まれました。

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会場を包む温かな雰囲気が、障害者に対する思いやりと理解の深さを感じさせてくれます。

日本はボランティアにおいてまだまだ後進国。イギリスのチャリティー機関「チャリティーズ・エイド・ファンデーション(CAF)」が世界の国々を対象に、人々のGiving(他者に与えること、寛容度、人助け度)の状況を調査して発表している”World Giving Index”(世界人助け指数)の結果では日本の総合順位は126カ国中107位と先進国の中では最下位でした。

今回私たちキリスト教福音宣教会は誰もが当たり前に参加できる愛ある社会を作ることが必要であると考え共催しましたが、障害者を支援することは支援する側にとって甲斐のあることであり、喜びにあふれる活動だということを体験できる機会となりました。今後日本でも同じような取り組みをするべく、まずは世界からもよく学び、触れる機会を持てたらと思います。

CGM演劇

2019年9月28日(土)に東京主信仰教会(東京都江戸川区松江2丁目2−18)にてキリスト教福音宣教会(以下CGM)の劇団によるチャリティー演劇「ブラックどころかジゴクなんですけど!?〜働き方の天国と地獄〜」の公演が行われました。

この公演は、働き方改革が叫ばれる昨今の働き方を現代の日常に潜む天国と地獄と捉えて描いた演劇です。日々に働き疲れる人たちに生き生きと働くヒントを提供できればという思いでCGMの劇団Historyが公演を行っています。

当日は教会の人やそのご家族を中心に、88人の方に来場いただき、収益は台風で被災した千葉県南房総市の災害ボランティア活動に寄付いたしました。

ストーリーは、二人の転職者の働き方を対比的に描き、地獄のような職場を天国に変えていくというもの。スライドや音楽を用い、ミュージカル風の演出で観客を楽しませました。

観客の皆さんの笑い声や演技に見入る表情が印象的でした。今後も続けて現代の問題をテーマにチャリティー演劇を行っていく予定です。