台湾国営福祉イベントへの参加
2019年11月9日(土)に台湾で批准されて5周年となるCRPD(Convention on the Rights of Persons with Disabilitiesー障害者権利条約)の国営イベントが台北にて開催されました。

台湾国内最大の障害者支援財団エデンが主催となる当イベントに台湾のキリスト教福音宣教会が共催となり運営の中心に携わるとともに、メインプログラムとなるモデルショーを行いました。
日本のキリスト教福音宣教会からは数名のモデルが参加いたしました。


当イベントは「障害を持っているということがハンディキャップではない。彼らだからこそ発揮できる芸術性をみんなで分かち合おう」というコンセプトのもと開催され、モデルショー、音楽、ペインティングのワークショップなどが行われました。
中でも目玉は障害者の方自ら描いた絵がデザインされたTシャツを着て、モデルと共に歩くウォーキングショー。ランウェイを歩く障害者の方の表情は自信に満ち溢れ、ポーズを決める瞬間には会場は割れんばかりの歓声と拍手に包まれました。

会場を包む温かな雰囲気が、障害者に対する思いやりと理解の深さを感じさせてくれます。
日本はボランティアにおいてまだまだ後進国。イギリスのチャリティー機関「チャリティーズ・エイド・ファンデーション(CAF)」が世界の国々を対象に、人々のGiving(他者に与えること、寛容度、人助け度)の状況を調査して発表している”World Giving Index”(世界人助け指数)の結果では日本の総合順位は126カ国中107位と先進国の中では最下位でした。
今回私たちキリスト教福音宣教会は誰もが当たり前に参加できる愛ある社会を作ることが必要であると考え共催しましたが、障害者を支援することは支援する側にとって甲斐のあることであり、喜びにあふれる活動だということを体験できる機会となりました。今後日本でも同じような取り組みをするべく、まずは世界からもよく学び、触れる機会を持てたらと思います。

CGM演劇
2019年9月28日(土)に東京主信仰教会(東京都江戸川区松江2丁目2−18)にてキリスト教福音宣教会(以下CGM)の劇団によるチャリティー演劇「ブラックどころかジゴクなんですけど!?〜働き方の天国と地獄〜」の公演が行われました。

この公演は、働き方改革が叫ばれる昨今の働き方を現代の日常に潜む天国と地獄と捉えて描いた演劇です。日々に働き疲れる人たちに生き生きと働くヒントを提供できればという思いでCGMの劇団Historyが公演を行っています。
当日は教会の人やそのご家族を中心に、88人の方に来場いただき、収益は台風で被災した千葉県南房総市の災害ボランティア活動に寄付いたしました。

ストーリーは、二人の転職者の働き方を対比的に描き、地獄のような職場を天国に変えていくというもの。スライドや音楽を用い、ミュージカル風の演出で観客を楽しませました。

観客の皆さんの笑い声や演技に見入る表情が印象的でした。今後も続けて現代の問題をテーマにチャリティー演劇を行っていく予定です。