【700名来場】写真展『千年先の風景 ― 人智を超えた設計と挑戦』イベントレポート
月明洞(ウォルミョンドン)の魅力と、自然を生かした開発の軌跡を紹介する写真展『千年先の風景 ― 人智を超えた設計と挑戦』が、2026年6月25日〜30日まで、東京・新宿のヒルトピア アートスクエアで開催されました。
本展を主催したのは、自然を取り入れた建築や造形の美、人と自然との共生などについて研究・発信する「月明芸術会」です。 2025年11月に開催された『千の岩を立てる ― 天に届く岩の造景群』に続く第二弾となる本展には、6日間で約700名の方々が来場しました。
今回は、主催者である月明芸術会へのインタビューをもとに、展示に込められた思いや会場の様子、来場者の反響をご紹介します。
「月明洞全体が一つの作品」――第二弾に込めた思い

第一弾では、月明洞を代表する岩の造景「野心作」を中心に、そのスケールと完成までの挑戦の軌跡が紹介されました。
今回はそこからさらに視点を広げ、岩の造景だけでは伝えきれない月明洞の多彩な魅力を紹介するため、第二弾となる本展が企画されました。
月明洞には岩の造景だけでなく、特徴的な地形や松の作品、建築物、豊かな自然など、多くの見どころがあります。そして、それぞれが独立して存在するのではなく、互いに関わり合いながら一つの風景をつくっています。
そこで今回は「月明洞全体が一つの作品」という視点から展示が構成されました。

月明洞は、開発される以前、山間の荒れた土地で人々が価値を見いだせず、離れ去りたいとばかり思う環境だったといいます。
しかし、一人の牧師が祈りを通してインスピレーションを受け、長い年月をかけて開発を進めてきました。岩や木、水、建築、地形といった一つひとつの要素が役割を持ち、現在の風景が形づくられてきました。
その、人智を超えた構想とそれを実現した挑戦のストーリーを伝えたい――。
そんな思いから、『千年先の風景 ― 人智を超えた設計と挑戦』というタイトルが生まれたそうです。
月明洞の雄大さを、一目で感じる展示に

主催者によると、展示づくりで特にこだわったのは、月明洞の雄大さや神秘的な雰囲気を、来場者が直感的に感じられる空間にすることでした。
会場の大きな壁面には、月明洞を一望するパノラマ写真を展示。その周囲にも各所の風景や造景を大判で配置し、写真を通して現地のスケールを感じられるよう工夫されていました。
また、完成した風景の美しさだけでなく、「どのようにしてこの場所がつくられたのか」を伝えることも大切にしていたそうです。
月明洞を代表する岩の造景「野心作」の開発過程を年表で紹介したほか、地形の特徴や作品同士のつながり、構造や比率などを図で分かりやすく解説。
音声ガイドも日本語だけでなく、英語、中国語などに対応し、国内外の多様な方に展示を楽しめるようにしていました。
写真とガイドを通して、風景の背景を知る

会場では自由鑑賞に加え、専門ガイドによる写真解説付きの鑑賞も行われました。
写真だけでは気づきにくい地形の特徴や造景の背景、作品同士の関係を知ることで、目の前の風景が「なぜこの形になっているのか」を紐解いていきます。

こうした展示やガイドを通して、来場者からもさまざまな反響が寄せられました。
なかでも主催者にとって印象的だったのは、プロの画家として活動されている方から「ここは世界遺産なのですか」と尋ねられたことだったそうです。その言葉からも、月明洞の壮大なスケールや独自性が、専門的な視点を持つ方にも強い印象を与えたことが伝わります。
また、会場で実施したアンケートには約120名から回答が寄せられ、99%が展示に「満足」、95%が「実際に月明洞を訪れてみたい」と回答しました。
長い年月をかけて築かれた造景群のスケールやその背景、自然の地形を生かした空間づくりへの関心の高さがうかがえる結果となりました。
一度では伝えきれない、月明洞の魅力をこれからも

また、本展では月明洞の自然環境にも目を向け、特別企画として東大博士課程を修了した動物博士によるトークイベントとバードウォッチングも実施されました。
月明洞では現在106種類の鳥類が確認されており、鳥の生態を手がかりに、この場所の環境としての魅力を自然科学的な視点から考える機会となりました。
月明芸術会では、まだ広く知られていない、自然を取り入れた建築や造形の美、人と自然との共生について研究を行っています。その魅力を発見・発信することを通して、文化芸術の振興と発展に寄与することを目指しています。
今回の写真展は巡回展として、2026年秋頃に関西での開催を予定しているとのことです。さらに2027年には、新たなテーマや他分野の作家との企画も構想されています。
第一弾の「岩」から、第二弾の「月明洞全体の風景」へ。
今後どのような視点から新たな魅力が紹介されていくのか、これからの活動にも注目です。

イベント概要
タイトル 写真展『千年先の風景 ― 人智を超えた設計と挑戦』 開催期間 2026年6月25日(木)~6月30日(火) 会場 HILTOPIA ART SQUARE(ヒルトピア アートスクエア)
東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1F ヒルトピアショッピングアーケード内入場料 無料
写真解説付き 1,000円特別企画 「動物の生態に関する研究者によるトークイベント&新宿バードウォッチング」 主催 月明芸術会 後援 キリスト教福音宣教会
参考リンク
写真展特設サイト:
https://maa-2026-06.peatix.com/view
月明洞 公式紹介サイト:
https://wolmyeongdong.com/
文・写真:CGM広報編集部
本記事の内容は取材日時点の情報に基づきます。最新の情報は公式サイト・特設サイトをご確認ください。
写真展『千の岩を立てる ― 天に届く岩の造景群』イベントレポート
公開日:2025年12月13日 カテゴリ:レポート/インタビュー

韓国・忠清南道錦山郡にある月明洞(ウォルミョンドン)に築かれた、巨大な岩の造景群。そのスケールと思想を紹介する写真展『千の岩を立てる ― 天に届く岩の造景群』が2025年11月15日〜11月17日に世界で初めて開催され、約430名が来場しました。本記事では、その様子を主催者インタビューと合わせてお届けします。
月明洞という“自然の聖殿”

専門ガイドによる解説付き鑑賞を実施しました。月明洞の地域的特性や構造的な特徴を手がかりに、構造物としての魅力を紐解きつつ、わずか35年余りでここまで大きく変化した理由を、代表作「野心作」(全長約240メートル・高さ約50メートルに及ぶ岩の造景作品)の開発過程を通して紹介しました。

建築の専門教育を受けていない一人の牧師が、五度の崩壊を乗り越えてなぜこれほど多くの石を立て続けられたのかという問いに迫り、開発の根本精神を示しながら、来場者一人ひとりの生き方へと繋がる専門ガイドのメッセージに参加者は深く頷きながら耳を傾けていました。
迫力のあるパノラマ写真や映像を通して、実際に現地に訪れて直接見てみたいという声も聞かれました。
森林ガイドによる体験型トークイベント
四万十川の源流域にある限界集落を拠点に自然ガイドやツアー企画に携わる船越友記郎さんを講師に迎え、「視点」をテーマにしたショートレクチャーを実施。自然を通して「このようにこうだ」と学べるプロセスや専門家の立場から月明洞がいかに希少な地域かについても語っていただきました。

その後、近隣の公園へ移動し、野外ワークショップを行いました。目を閉じて耳を澄ますと小鳥のさえずりや、風で葉がこすれ合う音が立ち上がり、万物の神秘に気づかされます。

視点の変化を促す“お助けツール”として、参加者一人ひとりに異なるメッセージが書かれたオリジナル格言カードを配布。

参加者からは、「当たり前に見ていた自然や自分自身への見方が変わり、自分の存在価値をひしひしと感じるようになった」との声が寄せられました。
主催者インタビュー
発案から約1年の歳月を経て開催された『千の岩を立てる ― 天に届く岩の造景群』。主催者に、企画に込めた思いやこだわりを聞きました。
[主催者紹介]HANA
美術大学卒。インテリアデザイナーとして活動し、設計事例は複数のメディアに掲載。高校2年生から教会に通い聖書を学ぶ。初めて月明洞を訪れたことを契機に建築やものづくりへの関心が深まり、仕事の知見を広げる中で月明洞の価値理解をさらに深めていった。現在は、その魅力を広く伝える活動に注力している。
―― なぜ今、『千の岩を立てた造景群』を写真で公開しようと思ったのですか?
現在は、先が見えづらく不確実性が高い時代的な背景も相まって、将来に対して不安感が募り、明るい未来を描くことが容易ではないひと時を過ごしていると認識しています。それでも社会をより良い方向に進めようと努力している友人たちの存在やニュースやSNSを通じて活動する方々の存在に力を受けます。今回の写真展では、前代未聞の岩の造景である「野心作」が出来上がるまでの過程を通して、挑戦する人の背中を押し、また困難や限界に直面している人が力を受け取れる場をつくりたいと思いました。目標に向かって諦めない姿勢が、この時代を生きる一人ひとりへのメッセージになればと願っています。
―― 作品セレクトのこだわりは?
タイトルにある「千の岩を立てる」――最後までやり抜く、五転六起の精神をコンセプトに、岩の造景作品「野心作」を軸に展示構成を組みました。月明洞の作品群は広範で多面的な紹介が可能なため、何を核心に据えるか定まるまで約半年の歳月がかかりました。世界初公開となる「野心作」の最大判写真を目玉として配置しました。
―― 来場者にどんな変化が起きたら成功だと感じますか?
世代を超えて、自身が今向き合っている課題の答えに出会い、行動する意欲がさらに高まったり、今の取り組みを最後までやり抜こうと思える心の燃料になれば嬉しいです。また、今回の企画をきっかけに現地を訪れたいと感じる方が増えることも願っています。
―― 今後の展望を教えてください。
関西方面での開催希望をいただいており、来年は東京に加えて関西でも開催したいと考えています。詩の展示や、写真の鑑賞と対話を組み合わせた対話型鑑賞プログラムにも挑戦したいです。将来的には芸術大国であるイタリア、パリ、ニューヨークでも写真展を開き、月明洞の芸術性を広く紹介していきたいです。人智を超えた造景に刻まれた教訓や知恵、芸術性は、専門家にとっても興味深く、研究対象となるのではないかと感じています。単にきれいな写真を並べて終わりではなく、建築家や専門家とのネットワークを広げながら、この造景群の美しさや深い魅力を世代や国籍を問わず広く発信していきたいと考えています。
---
イベント概要
| タイトル | 写真展『千の岩を立てる ― 天に届く岩の造景群』 |
| 開催期間 | 2025年11月15日(土)〜11月17日(月) |
| 会場 | OZstudio 渋谷東(東京都渋谷区東1-25-5 フィルパーク渋谷東3F) |
| チケット | 写真展(一般) 850円 写真展+専門ガイド解説 1,000円 写真展+森林ガイド体験型トーク 1,250円 |
| 主催 | 月明芸術会 |
| 後援 | キリスト教福音宣教会 |
| 展示 | 壁面作品11点+関連資料・書籍など計40点予定 |
参考リンク
写真展特設サイト:https://sennoiwa2025.studio.site/
月明洞 公式紹介サイト:https://wolmyeongdong.com/
インスタグラム:@maa_wolmyeongdong
取材日:[2025年11月16日]/ 文・写真:CGM広報編集部
本記事の内容は取材日時点の情報に基づきます。最新の情報は公式サイト・特設サイトをご確認ください。
広島 原爆投下から79年 平和の祈り
広島に原爆が投下されてから79年になる2024年8月6日。
広島市の平和記念公園では、朝早くから多くの人々が訪れ、祈りを捧げ、夜は、死者の魂を弔って灯篭が水面に放たれました。
Lord peace church(広島主平和教会)では、平和記念公園に集まり、心を合わせて平和のための祈りを捧げました。

『「敵をも愛しなさい」というイエス様の御言葉を私は実践した。
戦場で敵が銃口を向けた時に、「愛しなさい」という神様の声を聞いて行なったことで、敵も自分も助かった。
戦争で一番悟ったことは命の価値と霊魂の救いだ』。
ベトナム戦争に2度参戦した創設者から、「愛すれば平和が来る」と学んだ御言葉を胸に抱き祈りました。

「核爆弾により亡くなった14万人の霊魂に癒しと平安がありますように」
「多くの人が涙した心と、神様が涙を流された心が癒されますように」
「戦争や紛争、貧困、世界で起こっている問題が一刻も早く解決されますように」
続けて、真心を込めて世界の平和のために祈ります。
『最後に、兄弟たちよ。いつも喜びなさい。全き者となりなさい。互に励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和に過ごしなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいて下さるであろう。』
コリント人への第二の手紙13章11節
Lord Peace Church主催 第20回 ハチロク ピースイベント
2024年8月4日 第20回 ハチロク*ピースイベント は、
2月にオープンした「恒久平和と、夢や希望を持って明るい未来へ羽ばたく」との願いが込められている エディオン ピースウイング スタジアム にて開催しました。
*ハチロク(8月6日)は、世界平和を祈る日として広島市が制定した「平和記念日」
イベントには、世代と国を超えて約50名が参加し「平和」について考える貴重な機会となりました。

第1部は、4名が「Share Your Hope ~あなたが大切にしているもの、願い、希望を世界中に共有しよう~」というテーマで話しました。
① イギリス、ドイツに滞在するゲストスピーカー2名による講演
② ブルキナファソで人権擁護活動をし、現在、日本で平和学を研究している留学生より平和への願い
③ 牧師による平和メッセージ
① 講演では、広島及び、国境を越えた平和活動の実体験を踏まえて「広島と平和・各国の価値観・命の貴重さ」が伝えられ、平和のために自分も何かできることはないかと考える時間となりました。

② ブルキナファソの留学生は、自国で起こっている深刻な紛争問題の現状を話し、自国の平和を切実に願う心で訴えました。絶望的な状況に対し、帰国後はNGO団体を設立し、平和のために尽力したい!と希望を共有しました。

③ 学生時代より難民支援、人道支援に携わってきた伊藤牧師は、年々増え続ける難民の現状について話し、「難民の問題も、あらゆる分野の解決策をもってしても解くことができない。改善の希望が見えない状況だ。Conflict(争い/紛争/相容れない状態)を解く希望があるとするならば、それは「愛」だ。人間の愛であり、神様の愛だ。愛することで平和すなわち平安がなされる。それが私たちの希望だ。」と伝えました。
『世界が平和になるためには、まず<自分>の中に平和/平安を生み出すことが大切だ』
―このメッセージは、イベント全体を通して参加者の心に強く響きました。

第2部のグループトークでは、「もっと視野を広げ、この地でできることを始めたい」「自分自身と自分のまわりから平安で満たされるようにしていきたい」といった一人ひとりの思いをシェアしました。

ピースアクションで集めた“願い”と、今回のイベントで決心した“平和への想い”が、広島から広がっていくことを願っています。


ピースメッセージ(”大切にしているもの””願い””希望”)
広島平和記念日に全国から平和のメッセージを集めたリレー動画を公開
キリスト教福音宣教会(Christian Gospel Mission)広島主平和教会は平和の祭典である東京2020オリンピック競技大会が開催される今年、全国から平和に関するメッセージの動画をつなぎ合わせた約50名によるリレー動画を制作し8月6日の広島平和記念日に公開しました。映像はキリスト教福音宣教会公式HPやFacebookに掲載しています。
キリスト教福音宣教会ではこれまでも平和を伝える活動としてバルーンアート、バレーボール大会、ピースメッセージ展などを8月に開催してきました。東京2020オリンピック競技大会が開催される今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり7月4日から7月24日にかけて全国から平和に関するメッセージを映像で集め、リレー形式でつなぐこととしました。「コロナ禍による分断の中、お互いを思いやる愛の心を全国から集め平和を成していきたい。」と願い、平和の日に平和の象徴となる地で折り鶴が集まり千羽鶴になるように思いが一つになるイベントとして企画しました。
動画概要
映像①:折り紙を受け取る→平和メッセージを書く→リレーを繋ぐように別の折り紙を渡す。
映像②:折り鶴を作る
映像③:折り鶴を飛ばす
各自で撮影した上記の映像をつなぎ合わせ、最後は平和記念公園に折り鶴を届ける様子で終わっています。
東日本大震災10年にあたり復興を祈るオンラインイベントを開催しました
キリスト教福音宣教会は東日本大震災から10年にあたる2021年3月11日に、東北と日本の復興のために祈りを捧げる集いを持ちました。
当宣教会は、東北にゆかりのある会員を中心に1年前から毎日欠かすことなく祈りを捧げ続けています。
さらに2ヶ月に1度の頻度で、定期的にオンライン上で顔を合わせ心を分かち合い祈るイベントも開催しています。
震災からちょうど10年にあたる今年は115名がオンラインで一堂に会しました。
牧師から「日本と東北に注がれる神様の愛を深く考える機会にしよう」というメッセージも伝えられ心を合わせて祈りました。
キリスト教福音宣教会は、東北が震災の痛みから立ち上がることができるよう、そして日本全体の復興のために引き続き真心をこめて祈り続けます。